2025年度共通テスト物理 難易度の振り返りと分析

2025年度共通テストの物理を解く受験生
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2025年度共通テストを受験された皆さん、本当にお疲れさまでした。 特に物理を受験科目とした方の中には、試験の手応えや問題の難易度について多くの感想を抱かれたのではないでしょうか。 この記事では、2025年度共通テスト物理の全体的な難易度や出題傾向について振り返り、次のステップに向けた学びを整理します。


目次

2025年度共通テスト物理の全体像

試験構成と出題内容:

  • 大問数: 4題(昨年と同様)
  • 設問数: 23問(昨年より3問増加)
  • マーク数: 24(昨年より2増加)

全体的に実験をテーマにした内容が多く、また図やグラフが多用されていました。ボリュームが大きく感じられますが、内容自体は標準的な出題とされています。

各大問の内容:

  1. 第1問(小問集合):
    • 気体の状態
    • 地表での万有引力
    • モーメント
    • 磁場中の荷電粒子の運動
    • ブラッグの条件
  2. 第2問(力学):
    • 単振り子の周期測定に関する探究問題
    • 実験精度の改善方法やグラフの解釈など、計算以外の考察も含む
    • 不要な情報が含まれており、必要な情報を判断する力が求められる
  3. 第3問(A: 熱力学、B: 波動):
    • A: 気体の状態変化に関する典型的な問題
    • B: 2つの波源による平面波の干渉に関する問題
  4. 第4問(電磁気学):
    • 磁場中を運動する導体棒を含む回路に、抵抗と共にコンデンサーやコイルを接続した電磁誘導の問題
    • 過渡現象の正確な理解が求められる

全体的に、物理の主要範囲からバランスよく出題され、また基礎的な知識と応用力の両方が必要とされる試験だったと言えるでしょう。


昨年との比較

今年の物理は、昨年と比較して全体的な難易度に大きな変化はなく、「昨年並み」と評価されています。 しかし、一部の問題では新しい視点や複数の概念を組み合わせた出題が見られ、受験生の思考力や判断力が試されました。 特に以下の点が難易度に影響を与えたと考えられます。

難易度比較

分野昨年の難易度今年の難易度難易度の変化
小問集合やや易やや易変化なし
力学普通普通変化なし
熱・波動普通やや難やや上昇
電磁気学やや難やや難変化なし

受験生の声

試験後、SNS上では以下のような声が多く見られました。

X上での声からは難易度が上がったという意見が多く上がっていました。


次のステップに向けたアドバイス(2次試験対策)

共通テストの内容を踏まえ、次に控える2次試験に向けて意識すべきポイントを以下にまとめます。

1. 問題形式への対応

2次試験では記述式の問題が中心となります。教科書の公式や定義を暗記するだけでなく、特にその背後にある原理を言葉で説明できるように準備しましょう。

2. 高度な応用力の習得

共通テスト以上に複雑な問題が出題される2次試験では、複数の分野を横断して考える力が必要です。特に力学や電磁気学の分野では、基本的な考え方を深掘りし、多角的な視点で問題に取り組む練習が重要です。

3. 過去問演習

まずは志望校の過去問を解き、出題傾向を把握しましょう。同じ大学の過去問でも年度による変化があるため、複数年分を分析することをおすすめします。

4. 解答プロセスの可視化

答案における計算過程や論理展開を明確に記述する練習を行いましょう。採点者に自分の考えを伝える力を養うことが、得点に直結します。

5. 弱点克服

共通テストで苦手だった分野を重点的に復習しましょう。分からなかった問題をそのままにせず、解説を読み込み、自分のものにする努力が必要です。


結論

2025年度共通テスト物理は、基礎力と応用力の両方が試される試験でした。次に控える2次試験に向けて、記述力や高度な応用力を意識した学習を進めてください。また、過去問演習や弱点克服を通じて、より実践的な力を養うことが成功への鍵となります。

皆さんの努力が必ず実を結ぶことを心より願っています!

他の科目の難易度・解答速報についてはこちらをご参照ください!

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